この時期だからこそ「泡」の知識を得ましょう!


ワイン初心者の皆様の中には、「シャンパンとスパークリングワインってどう違うのさ?」
という疑問を持っていらっしゃる方が結構いるんじゃないかと思います。
そこで、当店がワイン初心者の方でも分かりやすく、噛み砕いて「スパークリングワイン」
についてちょっとご説明しちゃいましょう!というページでございます。

 Champagne シャンパン (フランス)

簡単に言えば、白葡萄の「シャルドネ」黒葡萄の「ピノ・ノワール」「ピノ・ムニエ」の3種
のうちいずれかを用い、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレー・ド・ラ・マヌル、コート・デ・ブラン
の3地区(シャンパーニュ地区)でシャンパーニュ方式で作られた発泡性ワインのこと。
どんなに出来が良いものでも上記のいずれかでも当てはまらないものがあれば、
それは「シャンパン」とは名乗ることができません。そう、皆様良くご存知の「ドン・ぺリ」
は「シャンパン」なのですね。F1の中継でよく見かける「モエ・エ・シャンドン」もシャンパン!

《シャンパーニュ方式って何?》
 
 まず、最初に原料葡萄でワインを造ります。次に出来上がったワインをブレンドし、
 再度発酵させる為に天然酵母と、その養分となる蔗糖を加え、瓶の中で2次発酵を
 させます。その後、瓶の中で「澱」と呼ばれるアミノ酸などを含む酵母の死骸と共に
 熟成させます。(これがシャンパン特有の旨みの元!)
 その間、瓶は逆さまにされ瓶内の澱を一点に集めます。(動瓶=ルミアージュ)
 そして、出荷前に瓶内の澱を取り除き、甘味調整などをして(しない場合もあります)
 打栓をして出来上がるのがシャンパーニュ方式です。

《年号(ヴィンテージ)の付いているものと付いていないものの違いは?》
 
 シャンパンには異なるヴィンテージのワインをブレンドして造る「ノン・ヴィンテージ」と
 同一のヴィンテージのワインのみで造る「ヴィンテージ・シャンパーニュ」に分かれます。
 大半は「ノン・ヴィンテージ」が占めているので、ヴィンテージ表示のないものには
 頻繁にお目にかかれます。一方ヴィンテージ表示のあるものは、各シャンパンメーカー
 のキュヴェ・プレステージに多いですね。で、もちろんヴィンテージ表示のあるものは
 高価になります。

《ブリュットだのセックだのって、何のこと?》
 
 シャンパンには6段階の味わいの表示があります。
 ・Extra Brut (エクストラ・ブリュット)=極極辛口
 ・Brut (ブリュット)=極辛口
 ・Extra Dry(エクストラ・ドライ)=辛口
 ・Sec (セック)=中辛口 
 ・Demi-Sec (ドゥミ・セック)=中甘口
 ・Doux (ドゥー)=甘口
 ラベルに明記してありますので、味わいの参考にしてみると良いと思います。

 Vin Mousseux ヴァン・ムスー(フランス)

シャンパーニュ以外で造られたフランスの発泡性ワインは、すべて「ヴァン・ムスー」と
呼ばれます。言葉の響きがやわらかくて良いですね〜。「ムスー」とは「泡」という意味です。
「ヴァン・ムスー」には、シャンパーニュ方式と同じ製法で造られたものと、密閉タンクで
2次発酵を行う「シャルマー方式」で造られたものがあります。「ヴァン・ムスー」の中にも
シャンパンと同じ5〜6気圧の通常の「ヴァン・ムスー」、やや泡立ちが優しい(3・5気圧程)
「クレマン」と呼ばれるもの、微発泡(2気圧程)の「ぺティアン」と呼ばれるものがあります。
品名と一緒にラベルに明記されていますので、気にして見てみるとよいでしょう。

ブルゴーニュ、アルザス、ロワール地方は「ヴァン・ムスー」の主な産地で、その中でも一番
良く知られているのが、ロワール地方の「ソミュール」と「ヴヴレイ」。
シュナン・ブラン(葡萄品種)などから、シャンパーニュ方式で造られるヴァン・ム・スーで、
スティル・ワイン(普通のワインのこと)と同じようにA・O・Cを名乗ることが出来ます。

 Spumante スプマンテ(イタリア)

イタリアで造られる発泡酒は「スプマンテ」と呼ばれ、ピエモンテ、ロンバルディーヤ、
ヴェネトなどのイタリアの各地で造られています。
中でも特に上級なものにはDOCG(統制保証原産地呼称)が認められています。有名な
ところでは、ピエモンテ州のモスカート・ビアンコ種(葡萄品種名)を100%使用し、
「ヴァン・ムスー」の欄でお伝えした「シャルマー方式」で造られた「アスティ・スプマンテ」。
こちらはよく見かける名前だな〜という方も多いのではないでしょうか?
今、スプマンテ現在最も重要視されているのが、ロンバルディーア州で、シャルドネや
ピノ・ネロを主体として「シャンパーニュ方式」で造られる「フランチャコルタ・スプマンテ」
ですかね。ちょっと覚えておくと良いでしょう。

 Sect ゼクト(ドイツ)

ドイツの発泡性ワインは、使用される葡萄の産地等によって4つに分けられます。
まずは、ドイツの発泡性ワインの最高級品である「Deutscher Sect bA」
(ドイチャー・ゼクト・ベーアー)は、ドイツ国内の13箇所の指定産地で作られた葡萄のみを
使用したもの。次に「Deutscher Sect」(ドイチャー・ゼクト)はドイツ産の葡萄のみを使用した
発泡性ワインが名乗る名称です。単なる「Sect」(ゼクト)と付くものは、EC加盟国内で
作られた葡萄を使用したもの。以上の3種類は、前述したシャンパン方式やシャルマー
方式のどちらかで造られており、シャンパン方式(瓶内2次発酵方式)で造られたものには
「フラッシェンゲールング(方式)」と明記してあります。

そして、ドイツには単なる発泡性ワインであるという意味で「Schaumwein(シャウム・
ヴァイン)」と呼ばれるものがあります。製法は発酵方式と炭酸注入方式とがありますが、
炭酸注入方式の場合にはその旨をラベルに明記しなけれななりません。
こちらは使用される葡萄は一般的にEC加盟国内で作られたものを使用していますが、
通常、葡萄の品種やヴィンテージ(年号)を表示するようなことはありません。
より気軽にカジュアルに飲む為のスパークリングワインですね。

 Cava カヴァ(スペイン)

スペインのスパークリングワインは「エスポモーソ」と呼ばれますが、日本に輸入されている
ほとんどのスペイン産のスパークリングワインは「Cava(カヴァ)」と呼ばれる本格的な
瓶内発酵されたものがほとんどです。(スペインのスパークリングワインの85%がこの
カヴァです)
「カヴァ」はフランスのシャンパーニュ地方に良く似た土質を持つ、スペインのカタルーニャ
地方の指定された8ヶ所で作られるマカペオ種(葡萄品種)が主な原料。
良質でいて安価なのが魅力なのがこのカヴァのセールスポイントです。
店頭で見かけたら、ぜひ一度気軽に飲んでみては?一部のものを除いて大体1500円
以下で買えます。



いかがですか?少しはスパークリングワインについて勉強になりましたでしょうか?
これで、ワイン初心者のあなたも、近所のリカーショップに行っても「ゼクトある?」
ってな感じで堂々とお買い物を楽しめるでしょう!
ここに書いてあることは基本中の基本!これをきっかけに、スパークリングワインに
興味の出た方は、いろいろと調べて深く追求してみて下さいませ!
で、ちょっと詳しくなっちゃったりしたら、当店のレアなシャンパーニュのページなんかも
覗いてみて下さいませ。
で、すっごく詳しくなっちゃたりしましたら、私にレクチャーをよろしくお願いします(^^;


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